SONY

らしさを引き出し魅力を伝える
コミュニケーション

<For Society>

ICT分野を専門とする日本唯一の公的研究機関であるNICT。更なる認知拡大を目的としたコミュニケーションの一環として、機構の活動や研究者を紹介するコンセプトムービーとインタビュームービーの企画立案と制作をしました。

DESIGN SHIFT™

より多くの人に共感してもらえるストーリーを伝えるコミュニケーションへ

アプローチを変えてみる

<Challenge>

NICTは日本のICT研究をリードする重要な存在ですが、その影響力の割に認知度が高いとは言えないのが課題でした。これまでは研究内容や技術をメインとしたコミュニケーションが主でしたが、機構の存在意義を知ってもらうことや、採用に関しての興味を持ってもらうために、新たな視点でのアプローチにチャレンジしました。

らしさを伝える
ビジュアルインパクトとキーメッセージ

<Outcome>

知名度の向上と採用活動に係る情報発信の二つの目標を実現するために、訴求規模と訴求メッセージを連続的に変化させるターゲティングファネルという手法を用いたコミュニケーションを計画しました。コンセプトムービーでは、風をモチーフにしたインパクトのある映像を、インタビュームービーでは、研究者のリアルな声をテンポ良くまとめ、研究に対する情熱や強い信念をポジティブに伝えられるよう工夫しました。研究者の皆さまへのインタビューから導き出した、らしさを伝える、共通のキャッチコピーを入れることで、一気通貫のキーメッセージとしました。

Catch Copy
「知の限界を超える」
組織をより魅力的に表現するとともに、所属している研究者にとってもモチベーションとなるようなキャッチコピーを創りたいと考えました。
NICTらしさを拾うために研究者の方々のお話を伺い、様々な考え方やキーワードを抽出し、今回伝えたい想いを表現するのに最適なワードを組み合わせキャッチコピーを考案しました。

Concept Movie
NICTの社会的意義の大きさを感じていただくために、風をモチーフにしてインパクトのある映像で表現しました。
知的好奇心、誰もが持っている行動の源泉、やがて社会にインパクトを与えられる存在になる様を、七色に反射する膜を未来と過去の境界に見立て、人(研究者)が限界を越えようとしている想いを表現しました。

Interview Movie
研究者自身によって語られることで生まれるリアリティはICT研究を志す者を勇気づけ、NICTに関心を持つきっかけにもなると考えました。公益性の高いNICTならではの研究に生身でぶつかるような記憶に残る強い言葉を拾い、NICTらしさを伝える映像に表現しました。

Client : 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
Year : 2022