
ソニーデザインコンサルティング株式会社は、昨年に続き3年目となる「経済産業省こどもデー」で、小学生向けのデザイン発想ワークショップを開催しました。テーマは、身の回りにある「標識」です。参加者は、ソニーのデザイナーと一緒に「標識」の役割を学びながら、日々感じている課題について話し合い、その解決策を子どもたち自身がオリジナルの「標識」としてデザインしました。
このワークショップでは、“アイデアを形にするプロセス”を重視しています。「誰に向けて伝えたい?」「どんなメッセージを込める?」「どんな色なら伝わりやすい?」といった問いを順を追って考え、家のどこに置くのかまで想像しながら、子どもたちは頭の中のイメージを言葉や絵で表現していきます。悩みながらも、最後にはそれぞれの「標識」にまとめあげました。ワークの中からは「自分への約束標識」や「お母さんへのお願い標識」など、ユニークで心温まる作品が次々と生まれました。
本プログラムは、完成した「標識」そのものよりも、発想を育むプロセスを大切にしています。子どもたちがデザインを通じて「考える楽しさ」や「伝える力」に触れる場となることを目指しています。
経済産業省デザイン政策室担当者コメント:
参加している子どもたちが日々感じている課題への解決策を、「標識」というかたちにどのように落とし込むか考えている様子や、作成した標識の意図を説明している様子を見ることができ、今年も「デザイン発想ワークショップ」を開催することができてよかったと感じました。今後も子どもたちは様々な課題に直面することもあるかと思いますが、デザイン発想を忘れず向き合ってもらえたらうれしく思います。
当日のワークショップに御参加頂いた皆様には、この場をお借りして感謝を申し上げます。

写真に向かって前列左から犬飼、木村、上田、後列左から柴田、青崎、中村、江下
「デザイン発想ワークショップ〜デザイナーといっしょに、オリジナルの標識をデザインしてみよう!〜」
開催日時:2025年8月7日(木) 10時~16時
場所:経済産業省 別館
経済産業省こどもデー (METI/経済産業省)WEBサイト
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